絶縁針脱毛を受ける前に知っておくべき8つの副作用

絶縁針脱毛にはどんな副作用があるの?

絶縁針脱毛を検討しているあなたも,そんな不安を抱えたことはないでしょうか。

ネット上の様々な口コミを見てみると

「絶縁針脱毛の後,皮膚がものすごく腫れた」
「脱毛後,皮膚がピリピリする感覚が数日間続いた」

という意見もありました。

このような口コミに対して不安を感じてしまい,脱毛を諦めている人もいます。

そこでこのページでは,絶縁針脱毛の副作用と対策をまとめました。

絶縁針脱毛を検討中なら,ぜひ参考にしてください。

1.絶縁針脱毛の副作用

様々な口コミが飛び交っている絶縁針脱毛の副作用ですが,そもそも副作用は存在するのでしょうか。
脱毛に関する書籍や,1987年に設立された【日本医学脱毛協会】のホームページには次のように記載されていました。

毛穴に挿入した針に電気を通すので直後に肌に赤みがでたり、腫れたりすることがあります。 脱毛直後はアイスパックなどで毛部分を冷やす、赤みのある間は直射日光も避ける、当日の入浴や飲酒は避ける、 といった注意が必要です。
出典:日本医学脱毛協会 ホームページ

安全・確実と評価されている絶縁針脱毛ですが,ごく稀なケースとして皮膚トラブルが起きる場合があります。
出典:川口英昭,『専門医が教える 他人に聞けない永久脱毛のすべて』,日本文芸社,p.80(2000).

やはり針を刺して毛を加熱することから,肌に赤みがでたり,腫れたりすることがあるようです。
次に,様々なクリニックが提示している副作用についてまとめました。

1.1.赤み・むくみ

絶縁針脱毛にほぼ全ての方に見られるのが皮膚の赤みや点状のむくみ(炎症性浮腫)です。
絶縁針脱毛は毛穴に針を刺して,針に電流を流すことで毛を加熱します。
そのため加熱された毛の周りの皮膚が軽い炎症を起こします。
脱毛部位や使用した絶縁針の太さ,さらに冷却法か麻酔脱毛法かによっても症状に差があります。

冷却法の場合,通常は1週間以内に赤みや腫れが消えます。麻酔脱毛法の場合,長くても2週間程度で普段の肌の状態に戻ります。

ほとんどの方に見られる症状ですので,クリニックから処方される炎症止めの軟膏などを塗布していただければ,赤みは早く収まります。
それでも赤みが収まらない場合は,軟膏の塗布を中止して,脱毛を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。

1.2.火傷(ヤケド)

前述のとおり,絶縁針脱毛は毛穴に刺した針に電流を流すによって毛を加熱しています。その熱が,毛の発育を促す毛母細胞を破壊することによって永久脱毛効果を得られます。
充分な脱毛効果を得るためには出力を高く設定しなければなりません。そのため,絶縁針脱毛には火傷のリスクが伴います。
また,絶縁不良の針を使用した場合,針の挿入の深さが不適当であった場合,平均的な通電をしたにも関わらず皮膚内の水分の割合により予想以上に強い電流が流れた場合などにも発生します。

各クリニックでは火傷が起きないように,毛が密集している部位では間引き脱毛を行ったり,有効で最小限度の電流を流すなどの対策をとっています。また,脱毛中に針の絶縁状態をチェックしていても防ぎきれない場合がありますので,いつもより強い痛みを感じるときはすぐに施術担当者に伝えるようにしてください。

また,各クリニックでは脱毛後には炎症止めの軟膏などの外用薬を処方してくれます。
軟膏を塗布しても火傷が収まらない場合は,クリニックに連絡するようにしてください。
脱毛を続ける場合は,出力レベルの設定を医師とよくご相談の上で決めて脱毛してください。

1.3.毛嚢炎(もうのうえん)

肌の上にはブドウ球菌と呼ばれる多くの雑菌が繁殖しています。
絶縁針脱毛では絶縁針の熱によって毛穴が殺菌されると同時に,毛穴を保護する皮脂などのバリア機能も軽いダメージを受けてしまいます。
このときに毛穴にブドウ球菌が入ってしまうと,ブドウ球菌が皮膚に感染してしまい,脱毛当日~3日後に脱毛した部位が腫れたり化膿することがあります。これが毛嚢炎です。
脱毛が不完全で毛の一部が皮膚内に残っていたり,脱毛後の皮膚を不潔な状態にしておいた場合などに起こりますが,絶縁針脱毛では毛嚢炎の心配はほとんどありません。
ただし,長時間湿った状態が続いたりすると,毛穴にブドウ球菌が入りやすくなるので注意してください。また,汗をかきやすい時期には最も注意が必要です。

普段からニキビができやすい肌質の方,毛の密度がしっかりしている方は,毛膿炎ができやすい傾向があります。特に,男性のひげや胸毛,陰毛などは毛が密集しているため,毛膿炎ができやすい場所です。

症状が発生した場合は,抗炎症剤による治療や,化膿しているときは抗生物質投与によって治ります。
医師の診察が必要ですので,このような症状が見受けられましたら,すぐに脱毛を受けたクリニックに連絡してください。

1.4.内出血

麻酔針や絶縁針によって,毛細血管を付いてしまった場合は,どうしても内出血が起こります。
しかし,血管の壁には弾力性があるので,通常は針の先端が自然に血管をよけて通ります。
ですから,内出血が起こることはとても稀なことです。

内出血による赤紫色の皮膚色は3週間以内に正常な色に戻ります。
内出血が起こった場所には刺激を与えたりしないようにして,そのままにしてください。

1.5.皮膚が固くなる

ヒゲやワキの脱毛後,皮膚が固くなったりこわばる感じを訴える方がいらっしゃいます。脱毛後は,毛を加熱させて周囲の皮膚にもダメージを少し与えているため,皮膚は少し固くなります。

処理が進んで毛量が減少するに従って,元の皮膚の状態に戻ります。
内出血のときと同様に,そのままにしていただければ大丈夫です。

1.6.皮膚の知覚障害

脱毛の際に,皮膚表面の神経組織が一時的に損傷を受けた状態になり,皮膚感覚が鈍くなったりピリピリすることがあります。ワキの脱毛の場合には,手指の方向にピリピリした感じがあると訴える方もいらっしゃいます。
また,脱毛後2~4週間が経過してから脱毛部にかゆみを感じる場合があります。これは,皮膚の中で電気凝固された組織が自然に修復していく過程で起きる現象です。

皮膚感覚が鈍くなったり,ピリピリする症状は,1~2ヵ月経って神経組織が再生されれば治るので心配ありません。かゆみに関しては1週間くらいでなくなるため問題ありません。

1.7.リンパ腺障害

皮膚の中にしこりのようなものができて,押すと痛みがあるのがリンパ腺障害です。これも起きる可能性はとても低く,200人に1人ぐらいの割合だと言われており,脱毛する本数の多い脱毛初期に起きる場合がほとんどです。また,しこりはなくても押すと痛みがあるという方もいらっしゃいます。

このような症状は,皮膚内の電気凝固の範囲が広いときに発生すると考えられていますが,通常は1ヵ月,長引いても2~3ヵ月程度で治ります。症状を改善するためには,抗炎症剤を投与し,入浴時の軽いマッサージをすると良いでしょう。

1.8.埋没毛

脱毛が不完全でムダ毛が完全に破壊されていなかった場合に毛は再生します。このとき,毛が再生する前に皮膚表面がかさぶたなどで埋まってしまい,毛が皮膚の中で伸びてしまう状態を埋没毛と言います。Vラインなど,毛が太く寝ている部位で起きやすい症状です。

埋没毛はピンセットなどを使って埋まっている毛先を取り出した後,再び脱毛します。自分でむりやり皮膚の中から毛を取り出そうとすると皮膚を傷付けてしまう恐れがあるので,次回の脱毛までそのままにして下さい。

2.副作用を悪化させないための6つの注意点

副作用の症状が現れるのは主に「脱毛後」です。したがって,できるだけ副作用が出ないようにするには,脱毛後の肌ケアにも十分に注意しなければいけません。下記に気を付けるべき点をまとめましたので,こちらも参考にして下さい。

2.1.当日はなるべく患部を冷やすようにする

脱毛後の皮膚内部は,点状の火傷ができている状態なので,温めると赤みや腫れが悪化する可能性があります。
患部を冷やすことで赤みや火傷が徐々に収まるようになり,痛みを軽減する効果があります。
ただし,脱毛部位は冷やしすぎないようにしてください。帰宅後にほてりを強く感じた場合でも,氷などで冷やすことは避けましょう。水で冷やしたタオルをあてる程度にとどめて下さい。

2.2.患部に強い刺激を与えないようにする

例えば,掻いたり叩いたりするのは止めてください。
入浴の際にタオルで体をゴシゴシ洗うのも,脱毛後の皮膚にとっては刺激になるので注意してください。皮膚の自然修復を妨げないためにも,フェイシャルマッサージなどは,脱毛後1週間以上が経過してからにして下さい。
ワキの脱毛をした人は,制汗剤の使用も1週間は避けるようにして下さい。

2.3.お風呂やサウナなどは控えるようにする

患部を冷やすという観点から,熱いお風呂やサウナには入らないようにしてください。入浴はゆるめのシャワーで汗を流す程度にし,湯船につかるのは3日目以降からにして下さい。
衛生面から見ても,浴槽には目には見えない雑菌がたくさんありますので,シャワーで体を洗い流すようにしてください。石鹸で身体を洗うのは4日以降からにして下さい。
また,お風呂やサウナは肌を保護する役割を持つ皮脂を落としてしまうことがあります。
患部を温めない・雑菌を患部に付着させない・肌の保湿を保つために,脱毛後はなるべくシャワーなどで体を洗うようにしてください。

2.4.激しい運動は腫れがひいてからする

スポーツなどの激しい運動は,心拍数が上昇し血液の循環が活発になります。したがって,部の赤みや火傷を悪化させる可能性があります。
腫れは2~3日ぐらいでひきますので,腫れが引いてから運動するようにしてください。

2.5.外に出るときは日焼けをしないように注意する

脱毛後は肌の保湿・保護機能が低下しています。
そのため紫外線などのダメージを受けやすく,赤みや火傷を悪化させてしまう可能性があります。
外出するときは,できるたけ日に当たらない服装をしてください。
また,日焼け止めは必ず塗り,紫外線対策を万全にしてください。
特に5月以降は紫外線量が増えるため,夏に脱毛をする方は注意してください。

2.6.数日間は飲酒を控える

お酒に含まれるアルコールには,血管を膨張させて血行を促進する作用があります。
そのため,患部の赤みや火傷を悪化させる可能性があるため,飲酒は控えてください。

これらのアフターケアを行えば,副作用のリスクがある程度防ぐ事が出来ます。

3.まとめ

絶縁針脱毛には様々な副作用があることをご理解いただけたでしょうか。

絶縁針脱毛はレーザー脱毛と同様に,赤みや軽い火傷が発生してしまうことがありますが,1~2週間すると自然治癒する症状がほとんどです。

また,各クリニックでは患部の炎症を抑えるための薬を処方してくれます。

万が一,火傷や炎症が酷かった場合でも,医療機関であれば医師が適切に患部を診察してくれるので安心です。

クリニックによってはテスト脱毛という形で,絶縁針脱毛を低価格で体験できるクリニックもありますので,ぜひ気軽に足を運んでみて下さい。