脱毛前に知っておくべき永久脱毛の12のデメリットと対策法

永久脱毛を受けてみたいんだけど,永久脱毛にはどんなデメリットがあるの?

脱毛をして皮膚に後遺症とかは残らないの?

永久脱毛を検討中のあなたは,そんな不安を抱えてはいませんか。

永久脱毛についてネット上のあらゆる口コミを見てみると,

「脱毛してから,にきびみたいのがポツポツできました・・・。」
「今日脱毛したんですけど,皮膚が腫れてきて不安です」

という意見がちらほらありました。

永久脱毛はメリットばかりに目が行きがちですが,デメリットもいくつか存在します。

そこで今回は,永久脱毛のデメリットとその対策方法についてお話します。

1.時間が掛かる

永久脱毛には,どうしても時間が掛かってしまいます。

現在の永久脱毛法は,医療機関で受けられるレーザー脱毛と絶縁針脱毛の二つしかありませんが,どちらの脱毛方法もムダ毛のサイクルに合わせて何回か施術を行わないといけないので,時間が掛かってしまいます。

また,毛周期は体の部位によって異なります。

永久脱毛をする際には,身体の部位によって違う毛周期に合わせてレーザー照射を行うことや絶縁針脱毛を行うことが必要です。

何度か脱毛を繰り返してすべての毛根を破壊すれば,永久脱毛できます。

■対策

複数の店舗に脚を運んだり,ネット上で情報収集をして,自分の脱毛したい部位の毛周期を調べてください。

また,医師とカウンセリングを行い,自分の毛の量を把握して,どれくらいの期間で永久脱毛が完了するのか見積もりを聞いてください。

一般的に,永久脱毛に掛かる時間はだいたい2年程度を覚悟して下さい。

エステサロンでは永久脱毛できないんですか?という質問を多く頂きますが,「永久脱毛は医療行為である」と厚生労働省がはっきりと通達しています。従って,永久脱毛は医療機関でしかできません。永久脱毛効果を得られるエステサロンは医師法に違反しているため,いつ摘発されてもおかしくありません。注意してください。参考記事⇒脱毛サロンで永久脱毛できないたった1つの理由

2.お金がかかる

上述のとおり,永久脱毛は毛周期に合わせて脱毛を何度も行わなければいけないため,お金も掛かってしまいます。

また,医療脱毛はあくまで自由診療(保険適応外)であり,費用は全額自己負担になります。

医療脱毛では,患者の脱毛の痛みを抑えるために,オプションとして笑気麻酔や麻酔クリームを提供して下さるクリニックがありますが,こちらの麻酔方法も保険適用外で料金は高額になるため,注意してください。

■対策

脱毛に通う回数と値段はクリニックによって異なりますので,複数のクリニックで話を聞いたり,カウンセリングを受けましょう。

医療脱毛は自由診療であるため,クリニック側は自由な値段で脱毛料金を設定しています。
あからさまに高額な料金を提示しているクリニックは避けて,自分が信頼できるクリニックを探してください。

また,移動費も抑えるために,自分の職場や家から近くて通いやすいクリニックにすると良いでしょう。

3.赤み・むくみの発生

個人差はありますが,永久脱毛後にほぼ全ての方に見られるのが皮膚の赤みや点状のむくみ(炎症性浮腫)です。

レーザー脱毛や絶縁針脱毛は毛を加熱して,毛母細胞を破壊することにより,永久脱毛を行います。

そのため加熱された毛の周りの皮膚が軽い炎症を起こします。

特にヒゲ,ワキ,ビキニラインのような濃い毛が密集して生えているところでレーザー脱毛を行った場合は,毛が強く反応してしまうため,赤み・むくみ・皮膚のヒリヒリ感などが数時間または数日続くことがあります。

■対策

ほとんどの方に見られる症状ですので,クリニックから処方される炎症止めの軟膏などを塗布していただければ,赤みは早く収まります。

それでも赤みが収まらない場合は,軟膏の塗布を中止して,脱毛を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。

4.火傷のリスク

レーザー脱毛や絶縁針脱毛は熱によって毛を脱毛する方法です。

充分な脱毛効果を得るためには脱毛機の出力を高く設定しなければいけません。

毛母細胞にだけダメージを与え,周りの皮膚には影響しないギリギリの出力で脱毛することが重要ですが,肌の色や毛量,毛の細さ,その日の肌の状態などは個人差があるため,患者1人1人に合わせて脱毛機の出力を設定するのは難しいことです。

そのため,永久脱毛には必ず火傷のリスクが伴います。

■対策

各クリニックでは脱毛後には炎症止めの軟膏などの外用薬を処方してくれますので,忘れずに薬を塗るようにしてください。

軟膏を塗布しても火傷が収まらない場合は,クリニックに連絡するようにしてください。

また,脱毛後の肌は水分量が不足しているため,ローションなどを用いてしっかりと保湿を行いましょう。

永久脱毛を続ける場合は,出力レベルの設定を医師とよくご相談の上で決めて脱毛してください。

5.必ず痛みがある

永久脱毛方法は,絶縁針脱毛とレーザー脱毛がありますが,どちらの方法も毛を加熱させて,毛母細胞を破壊する方法です。

上述のとおり,毛を加熱するということは皮膚に軽い炎症や火傷が起こるため,必ず痛みが伴います。

高い脱毛効果を得ようとすれば,必ず痛みます。

逆に痛くない脱毛方法は永久脱毛は達成できません。

男性の場合は,特にヒゲ,ワキ,ビキニラインのような濃い毛が密集して生えているところは非常に痛むので覚悟してください。

■対策

各クリニックでは,痛みを低減するために,冷却ガスの照射やクーリングジェルなどを塗布してくれることがあります。

また,一部のクリニックでは,どうしても痛みに耐えられない患者に対して,笑気ガスによる麻酔や麻酔クリームを有料で提供していますので,麻酔を利用するのも良いでしょう。

6.色素沈着のリスク

永久脱毛では上記で説明したように赤みが発生したり,火傷をするといった炎症を起こす場合があります。

その炎症部位が治るときに,メラニン色素が過剰に生成され,お肌が黒くくすんでしまうことがあります。これが色素沈着です。

特に,火傷した場合は,肌の細胞が肌の奥にある真皮層(皮膚を作りだす細胞)を守ろうと通常より早く,メラニン色素を作りだしてしまいます。

色素沈着になるとお肌の生まれ変わり(肌のターンオーバー)で治すしかないため,完治するのに時間が掛かってしまいます。

■対策

まずクリニックから処方される軟膏を塗布して炎症を防いでください。

また,皮膚に赤みが残っているときに日に当たってしまうと,メラニン色素が過剰に発生する可能性があります。

そのため,赤みが出ている間はその患部は日に当てない様にしましょう。

どうしても外出する用事がある場合は,日焼け止めなどを塗って日焼け対策を万全にしてください。

7.毛嚢炎(ニキビのようなもの)ができる

永久脱毛を行った場合,毛嚢炎が発生する可能性があります。

毛嚢炎とは,毛穴が炎症をおこし,ニキビのようなものが発生する症状です。

肌の上にはブドウ球菌と呼ばれる多くの雑菌が繁殖しています。
永久脱毛では,レーザーや絶縁針の熱によって毛穴が殺菌されると同時に,毛穴を保護する皮脂などの保護機能も軽いダメージを受けてしまいます。

このときに毛穴にブドウ球菌が入ってしまうと,ブドウ球菌が皮膚に感染してしまい,脱毛当日~3日後に皮膚の内部で炎症を起こす場合があります。

普段からニキビができやすい肌質の方,毛の密度がしっかりしている方は,毛膿炎ができやすい傾向があります。特に,男性のひげや胸毛,陰毛などは毛が密集しているため,毛膿炎ができやすい場所です。

■対策

脱毛後はローションや軟膏をしっかりと塗って,炎症を防ぐようにしてください。

炎症が収まらない場合は,脱毛を受けたクリニックに連絡して,医師の診察を受けてください。

症状が強い場合は,各クリニックで炎症を抑える飲み薬と塗り薬が処方されます。

8.乾燥肌になる可能性がある

脱毛すると乾燥肌になる可能性があります。

私達の肌は,皮脂と呼ばれる毛穴の中に存在する皮脂腺から分泌されるクリームによって保護されています。毛がある場合は,皮脂は毛を伝ってお肌に行き渡りやすい状態になっています。しかし,毛が無くなる事により,皮脂が肌に行き渡りづらくなってしまいます。
また,毛が無くなると毛穴が収縮するため,余計に皮脂が出にくくなってしまいます。
ただし,皮脂腺から皮脂が出なくなるわけではないので,全ての人が乾燥肌になるわけではありません。

それなら永久脱毛のほうが肌に負担が大きいんじゃない?と思うかもしれません。
しかし,自己処理の方が肌への負担は高く,ダメージを受けます。

自己処理方法である毛抜き・カミソリ・除毛クリームなどを使用すると,毛だけでなく皮膚の一部も一緒に取り除いてしまうため,保湿性を持っている皮脂膜や角質層を痛めて,肌から水分を蒸発させてしまうのです。
また,肌のターンオーバーにより垢になる手前の皮膚も除去してしまうので,ターンオーバーのサイクルが狂ってしまい,潤いのある角質層が形成できなくなり乾燥肌になってしまいます。

■対策

乾燥肌の発生を抑えるために,全てのムダ毛を脱毛しようとはせず,産毛のような細い毛は残すほうが良いでしょう。

また,ローションなどを用いて,日頃から十分な保湿対策を行うようにしましょう。

9.ワキ汗が増えたと感じる

永久脱毛によってワキ毛をなくすことは,本来はワキの臭いを軽減する効果があります。

また,脱毛によって汗の量が増える事は考えられません。

しかし,実際にワキ汗の量が増えたと感じる人はいらっしゃいます。

これは今までワキ毛に引っ掛かって蒸発していた汗が,引っかからずに直接流れてしまう為,ワキ汗の量が増えたと感じるようです。
結果として「ワキ汗が増えた」と意識がワキに集中してしまい,精神的不安による汗が出てしまっている可能性があります。
精神的な発汗は,一気に汗が出るうえに濃度が高いので注意が必要です。

■対策

ワキ汗が増えたと感じる原因は,今までワキ毛にとどまっていた汗がすぐ服に付着するためです。

ワキ汗が増えた!と気にせずにいれば,精神的な発汗も抑えられるため,気にしないことが一番良いでしょう。

10.脱毛期間中は自己処理方法が限られる

永久脱毛を行っている期間では,毛抜き・脱毛ワックスといった,毛そのものを抜く自己処理方法はできません。

ムダ毛には毛周期(成長期→退行期→休止期)という毛の生え変わるサイクルがあります。

脱毛効果が得られるのは「成長期の毛」と「一部の退行期の毛」のみです。

毛を抜く自己処理をしてしまうと絶縁針で脱毛することはできませんし,レーザー照射を行ってもムダ毛に反応しないため,脱毛効果が得られなくなってしまいます。

■対策

脱毛期間中はカミソリや電気シェーバーを利用して自己処理を行ってください。

11.一生毛が生えてこなくなる

これはデメリットなのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが,状況によってはデメリットになる可能性があります。

例えば,ヒゲを永久脱毛してしまった場合,恋人や奥さんがいる方,好きな女性がいる方は,女性から「髭がある男のほうが格好良いよね」なんて言われても,将来生やしたい時に生やせなくなります。

■対策

毛を残す範囲をあらかじめ考えてから,脱毛を行ってください。

特に髭の場合は,デザインをあらかじめ決めておいてから医師と相談して,脱毛を行ってください。

12.ケロイド体質の方は脱毛を断られるケースがある

ケロイドとは,傷ついた肌が治る時に盛り上がってしまう現象です。

先天性な体質の場合が多いですが,後天的に発生するケースもあります。

このような体質の方は,脱毛後に軽い炎症や火傷が発生した場合,一生傷跡が残る可能性があります。

自分にその体質があると分かっている場合は,むやみに脱毛をする事はおススメ出来ません。

■対策

どうしても脱毛したい場合は,まず自分が信頼できるクリニックを探しましょう。

医師にはハッキリと体質の事を伝えて,どのように脱毛を行うべきか相談してください。

ただし,一生の傷跡が残るかもしれない可能性を考えると安全を優先した方が良いと思います。

まとめ

永久脱毛には様々なデメリットがあることをご理解いただけたでしょうか。

このようなデメリットを少なくするためにも,脱毛のリスクをしっかりと説明してくれて,信頼できるクリニックで脱毛を受けることが一番の近道だと思います。まずは様々なクリニックに足を運び,担当の医師に疑問に思ったことをいろいろ質問してみてください。自分が不安に思っている事は担当者と相談して,納得した上で脱毛を受けて下さい。

また,デメリットを少なくするには,ご自身のアフターケアや日頃の肌ケアも大切です。肌の炎症を抑えるためにも,クリニックから処方された薬を使用することはもちろんのこと,ローションや日焼け止めなどを塗るなどして,肌の保護を忘れないようにしてください。

あなたの脱毛がうまくいくことを願っています。