絶縁針脱毛とレーザー脱毛の8つの違い

医療脱毛には絶縁針脱毛とレーザー脱毛があるけど,結局どっちの脱毛方式がいいの?

このページを訪れたあなたも,そんな疑問を持ったことはありませんか。

実は,絶縁針脱毛とレーザー脱毛は,どちらの脱毛方式が優れているかで受けるべきではありません。

それぞれの脱毛方式は脱毛原理や特徴が異なりますし,長所や短所も違います。

この2つの脱毛方法の違いを理解しておくと,あなたの目的に合わせて無駄な費用をかけずに効率よくムダ毛を脱毛することができます。

そこで今回は,絶縁針脱毛とレーザー脱毛の違いについて詳しく説明します。

1.脱毛方法の違い

絶縁針脱毛とレーザー脱毛の大きな違いのひとつが,脱毛方法です。

絶縁針脱毛とは,針を毛穴に挿入して脱毛する方法です。
皮膚の毛穴に絶縁針を直接刺し込み,針に高周波の電流を流すことで毛根を直接加熱して,毛根を破壊する脱毛方式です。

これに対して,レーザー脱毛とは,名前の通りレーザーで脱毛する方法です。
レーザー脱毛では,黒い色素に反応するレーザー光を皮膚に照射することでムダ毛を加熱します。ムダ毛が加熱されることにより,毛の奥底にある毛根を間接的に破壊します。

簡単にいえば,絶縁針脱毛は直接毛根を破壊する脱毛方式で,レーザー脱毛は間接的に毛根を破壊する脱毛方式といえます。

2.施術時間の違い

絶縁針脱毛は,一本ずつ毛穴に針を挿入してムダ毛を脱毛していく方法なので,どうしても処理に時間が掛かってしまいます。

これに対して,レーザー脱毛は1回の照射で直径1センチくらいの脱毛ができます。
一本ずつムダ毛を処理する絶縁針脱毛と異なり,スムーズに脱毛を行うことができます。

ムダ毛100本を脱毛する場合なら,絶縁針脱毛では7~8分かかりますが,レーザー脱毛であれば30秒くらいで終わります。

3.料金の違い

絶縁針脱毛では,毛量に個人差があるため,基本的に時間制で料金を定められていることが多いです。
5分間でおよそ3,000円くらいが相場です。

両ワキを脱毛完了するまでには,およそ15万円程度かかります。

これに対してレーザー脱毛は,時間制ではなく,どこの部位かによって料金が定められています。
両ワキであれば1回あたり7,000円~10,000円が相場です。

レーザー脱毛で両ワキを脱毛完了するまでには,およそ4~5万円程度かかります。

4.回数の違い

絶縁針脱毛でもレーザー脱毛でも,毛周期に合わせて脱毛を行うことから,脱毛回数は変わりません。

ただし,脱毛にかける時間や費用を抑えたい方はレーザー脱毛のほうが好ましいでしょう。

2カ月に1回の割合で脱毛を行うのが一番効率よいといわれています。

両ワキの脱毛ならば,平均的な毛量の人で5~6回,1~1年半くらいかかります。

5.痛みの違い

絶縁針脱毛は,毛穴に針を挿入して脱毛する方式なので,針が毛穴に入った時の異物感もありますし,針に電流が流れた時はとても痛いです。目に涙が出るほど痛いです。

レーザー脱毛は,レーザーが照射された瞬間に痛みを感じます。一般的に輪ゴムで弾かれた程度の痛みを感じると言われています。
ただし,毛量が多い方やムダ毛や多い方は強く痛みを感じます。男性の場合,ヒゲが密集しているアゴなどの脱毛は強く痛みます。

しかし,絶縁針脱毛と比べると,まだ痛みは小さいほうなので,我慢できるレベルだと思います。
また最近では,メディオスターといった蓄熱式のレーザー脱毛機も使用され始め,従来よりも圧倒的に痛みが少ない脱毛が可能となっています。

痛みの感じ方は人それぞれですが,痛みのレベルは 絶縁針脱毛>レーザー脱毛 といえます。

6.メリットの違い

レーザー脱毛のメリットは,上述のとおり,一度に広範囲の脱毛ができることと,一度の施術時間も短いことです。
そのため,皮膚にかかる負担も少なくでき,絶縁針脱毛より圧倒的に費用を安く抑えることができます。

また,針を使用しない脱毛方式なので,血液検査の必要もなく,針の購入費も必要ありません。

脱毛当日までに,ムダ毛を伸ばす必要もないため,ヒゲ脱毛などを検討している営業マンの方や接客業の方には気軽に受けやすい脱毛方法だといえます。

さらに,黒い色素に反応しやすいレーザーの特徴から,皮膚の中にあるくすみなども同時に取り除けたケースも確認されており,美白効果も発生することがあります。

しかしながら,レーザー脱毛はその性質上,色素が薄い毛や細い毛は十分に加熱することが難しいため,脱毛できないことがあります。

これに対して,絶縁針脱毛は,色素が薄い毛や細い毛でも脱毛ができます。

また,アザやホクロといった色素沈着が濃い部分,日焼けした肌でも脱毛することができます。

肌・皮膚の色,毛の性質によらず脱毛できるのが,絶縁針脱毛の大きなメリットです。

また,一本一本ムダ毛を処理することができるため,ムダ毛の間引きや細かいデザインも可能です。
お洒落なヒゲの形などをデザインしたい方は,絶縁針脱毛がいいでしょう。

7.デメリットの違い

一見,絶縁針脱毛よりもメリットが多そうなレーザー脱毛ですが,デメリットも存在します。

レーザー脱毛は黒い色素に反応するレーザー光を毛に照射することで,ムダ毛を加熱させて脱毛する方式です。

少し上述で記載したとおり,その特徴から,色素が薄い毛や細い毛はなかなか加熱することができません。

したがって,色素が薄い毛や細い毛は脱毛効果が低くなってしまいます。

また,極端に日焼けしている方や,色素沈着が濃い部分(アザ・ホクロなど)は火傷の恐れがあるため,脱毛することができない場合があります。

次に,絶縁針脱毛のデメリットですが,上述のとおり,一本一本ムダ毛を処理することから,とても時間が掛かることと,費用がとても高いことです。

さらに,針を使う脱毛方式なので,感染病を防ぐために必ず血液検査を行ったり,絶縁針を個人専用のものとして購入しなければなりません。

また,レーザー脱毛とは異なり,脱毛当日までにムダ毛を伸ばす必要があります。ムダ毛を伸ばしておかないと,毛に沿って毛穴に針を挿入することが難しいからです。

最近では,レーザー脱毛が主流であることから,絶縁針脱毛の技術者が減少しています。絶縁針脱毛を受けられるクリニックが少ないこともデメリットとしていえるでしょう。

8.リスク・副作用の違い

絶縁針脱毛もレーザー脱毛も,どちらも毛を加熱させて脱毛する方式であることから,赤みやむくみ,火傷のリスクがあります。

また,どちらの脱毛方法も,脱毛後に毛穴にブドウ球菌などの雑菌が入ってしまった場合,毛嚢炎(ニキビのようなもの・皮膚内部の炎症)が発生してしまいます。

上記は,どちらの脱毛方法においても発生するリスクですが,それぞれ固有のリスクもあります。

まず,絶縁針脱毛では,針を挿入しすぎて内出血を起こしてしまうリスク,また針に電流を流すことで皮膚の知覚障害やリンパ腺障害が発生することがあります。出血を起こしてカサブタができた後に,脱毛できなかった毛が生えてしまうと,埋没毛になるリスクもあります。

ーザー脱毛では,増毛化・硬毛化のリスクがあります。詳しい原因は解明されていませんが,レーザー照射によって普段発毛が見られない毛穴も活性化してしまい,ムダ毛が増える,太くなる,硬くなることがあります。

9.まとめ

今までの述べてきた絶縁針脱毛とレーザー脱毛の違いをわかりやすく表にまとめると,以下のようになります。

絶縁針脱毛 レーザー脱毛
脱毛方法 絶縁針を毛穴に挿入して針に高周波の電流を流す。高周波の電流を流すことでムダ毛を加熱することができる。ムダ毛を加熱することで,毛の奥底にある毛母細胞を破壊し脱毛する。
針は個人専用のものとし,別途針代が発生する。
黒い色素に反応するレーザーをムダ毛に照射し,ムダ毛を加熱する。ムダ毛を加熱することで,毛の奥底にある毛母細胞を破壊し脱毛する。
時間 一本ずつ毛穴に針を挿入してムダ毛を処理する方法であるため,かなり時間がかかる。

ムダ毛を100本脱毛する場合,7~8分かかる。

1回の照射で直径1センチ程度の脱毛が可能。

ムダ毛を100本脱毛する場合,30秒程度で終わる。

費用 毛量に個人差があるため,時間制に料金が定められていることが多い。5分間でおよそ3,000円が相場。
両ワキの場合,脱毛完了までにおよそ15万円程度かかる。
時間制ではなく,どこの部位かによって料金が定められていることが多い。両ワキであれば,1回あらり7,000円~10,000円が相場。
両ワキを脱毛完了するまでには,およそ4~5万円程度かかる。
回数 2カ月に1回の割合で脱毛を行うのが効率的といわれている。
両ワキの脱毛であれば,平均的な毛量の人で5~6回,1~1年半くらいかかる。
※脱毛回数は毛周期に合わせるため,絶縁針脱毛でもレーザー脱毛でも基本的な回数は同じ。
2カ月に1回の割合で脱毛を行うのが効率的といわれている。
両ワキの脱毛であれば,平均的な毛量の人で5~6回,1~1年半くらいかかる。
※脱毛回数は毛周期に合わせるため,絶縁針脱毛でもレーザー脱毛でも基本的な回数は同じ。
痛み 針を毛穴に挿入する時に痛みや異物感が発生する。特に,電流を流すときに一番痛みを感じやすい。
電流を流す時間は0.5~1秒程度で,人によっては目に涙が出るほど痛い。
レーザーを照射されたときに,輪ゴムを弾かれた程度の痛みが発生する。毛が密集している部分や,毛が濃い部分はレーザーが反応しやすいので痛みを感じやすい。

最近では,蓄熱式のレーザー脱毛機が登場し,レーザー照射時の痛みはかなり軽減されている。

メリット ・その場でムダ毛がなくなる
・半永久的に脱毛できる可能性が高い
・ムダ毛の間引きやデザインが可能
・肌質にとらわれず脱毛できる
(日焼けしている人も脱毛できる)
・色素沈着の濃い部分(アザ・ホクロ等)も脱毛できる
・色素が薄い毛・細い毛も脱毛できる
・一回の施術時間が短い
・一度に広範囲を脱毛できる
・費用が安い
・絶縁針脱毛より痛みが少ない
・血液検査がない
・当日までムダ毛を伸ばす必要がない
・美白効果が表れる場合がある
・埋没毛にも効果が表れる場合がある
デメリット ・施術に時間がかかる
・費用が高い
・レーザー脱毛よりも痛みが強い
・広範囲の脱毛が難しい
・脱毛前にムダ毛を伸ばす必要がある
・血液検査がある
・技術者が少ない
 ・日焼けしている人(褐色肌)は脱毛できない
・色素沈着の濃い部分(アザ・ホクロ等)は脱毛できない
・色素が薄い毛・細い毛は脱毛効果が低い
・間引きや細かいデザインはできない
・毛が抜けるまで時間がかかる
(当日にムダ毛がなくならない)
・打ち漏れする可能性がある
リスク・副作用 ・赤みやむくみ
・火傷(ヤケド)
・毛嚢炎(もうのうえん)
・内出血
・皮膚が固くなる
・皮膚の知覚障害
・リンパ腺障害
・埋没毛
・赤みやむくみ
・火傷(ヤケド)
・毛嚢炎(もうのうえん)
・増毛化・硬毛化

このように絶縁針脱毛とレーザー脱毛は,それぞれ特徴があり,長所も短所も異なります。

例えば,広範囲に毛を少なくしたい場合はレーザー脱毛を受けるべきですし,細い毛や色が薄い毛も全て脱毛したい方は,レーザー脱毛で毛を全体的に減少させてから,絶縁針脱毛で確実に毛を減らしていく方法がいいでしょう。

あなたの脱毛の目的に合わせて,絶縁針脱毛とレーザー脱毛を選択して,脱毛してください。